訪問理美容を学ぶ

#01入門


理容師・美容師の資格を持っているあなたが、施設やご自宅に出張して「理容・美容サービス」をする働き方です。

  • 必要な技術と知識
  • お客様に対応できる幅広い理容・美容技術
  • 福祉の知識や介助の技術
  • どんな場所でもできる理容・美容の技術

 

「美しくありたい」と望む気持ちに正面から応えて、どなたでも「幸せ」を感じて生きていくお手伝いをする。それが「訪問理容・訪問美容」です。

#02始める理由


あなたが理容・美容の仕事で社会に貢献するには

 

①サロンで仕事をする

②訪問理美容もできる

 

「サロン」と「訪問」の両方で仕事ができる理容師・美容師を目指しましょう

 

高齢者の割合が増えて、理容室・美容室に出向くことができなくなる方が増えています。

「訪問理美容」はそんな方々のために、求められているお仕事です。

#03お客様を知る


訪問理容・訪問美容を利用されるお客様は外出が困難な方です

 

  • 介護保険をご利用の方
  • ケガや病気で療養中の方
  • ご高齢で外出が困難な方
  • 障がいをお持ちの方 
  • 出産前後の方
  • 子育て中の方
  • 介助保護者の方
  • 介護をしている家族の方

 

 

訪問理美容を始める時は

地域の保健所や保健センターに確認をしましょう。

  • 利用者(お客様)について詳しく知ることができます
  • 開業に必要な衛生管理指導や通達・講習がある
  • 開業届出や承認が必要か知ることができる

#04大切なのは衛生管理



訪問理美容で最も大切な衛生管理

 

ご予約受付時

  • お客様の様子や体調をお聞きしてカルテに記録
  • メニューの施術が可能か判断する
  • 器具・用具の消毒と準備

 

訪問時

  • 訪問したときに体調や様子を再度確認する
  • 感染症を「持ち込まない」「もらわない」注意
  • 携帯消毒薬の準備
  • 器具・用具は「未使用(消毒済み)」と「使用中」に区分
  • 使い終わった器具・用具は「使用済み」の用具入れにまとめます

 

訪問後

  • 使用した用具・器具の消毒
  • 持ち帰った毛髪の処理
  • 顧客カルテに記録
  • 訪問のお礼メッセージ

 

次回ご予約

  • 施術後の様子や感想の聞き取り
  • 次回予約のお誘いと希望を確認

 

施設やご自宅に訪問するときの衛生管理は器具・用具の消毒はもちろん、訪問時にもお客様の健康状態やの様子を確認しましょう。

 

訪問後のご様子や施術に落ち度がなかったかお聞きすることもアフターフォローです

 

#05車いす・介護ベッドの安全な操作



車いすや介護ベッドの安全な操作

 

車いすの安全な扱い

  • 車いすの組み立て
  • 車いすをたたむ
  • 車いすだけを移動する

お客様が座っているときの安全

  • 移動の開始から停止までの操作
  • 段差を超えるときの操作
  • 理美容サービスを実施する

介護ベッドの安全な操作

  • 作開始の注意
  • ベッドの角度を起こす
  • 高さを上昇させる
  • 理美容サービスを実施する

大切なことは

  • 操作を言葉で伝える
  • 介護ベッドを元の角度や高さに戻す